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Text File  |  1996-03-06  |  5KB  |  120 lines

  1. ※※ 「丸漢 Enabler」について ※※
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  3.  現在、QuickDraw GX がインストールされているシステムで、LaserWriter GX ドライバを使用してサードパーティ製ポストスクリプトフォントをポストスクリプトプリンタに出力しようとするとプリンタフォントではなく、ビットマップフォントが出力されてしまいます。これは、ポストスクリプトフォントのスクリーンフォントとして従来からの丸漢フォントが使用されているためで、正しく出力するためには、スクリーンフォントを QuickDraw GX に対応させる必要があります。
  4.  「丸漢 Enabler」は、丸漢フォントを QuickDraw GX 対応のビットマップフォントに変換することによりサードパーティ製ポストスクリプトフォントが正しく出力されるようにするためのアプリケーションです。
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  6. ※ 「丸漢 Enabler」の使用方法 ※
  7.  1. 変換するポストスクリプトフォントのスーツケースフォントファイルと丸漢フォントファイルを同じフォルダの中に入れてください。すでにシステムフォルダのフォントフォルダに、変換するスーツケースフォントファイルと丸漢フォントファイルが入っている場合はそのままでもかまいません。まだ、変換するフォントがフォントフォルダにインストールされていない場合は、新規にフォルダを作成し、変換するポストスクリプトフォントのスーツケースフォントファイルと丸漢フォントファイルをそこに入れてください。どちらにしても、必ず変換しようとするすべての丸漢フォントファイルを、スーツケースフォントファイルと同じフォルダの中に入れる必要があります。このとき、「丸漢 Enabler」は、そのフォルダの中に入っている丸漢フォントファイルの中から必要な丸漢フォントファイルだけを探し出して変換するので、他のフォントの丸漢フォントファイルがそのフォルダの中に入っていてもかまいません。
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  20.  2. 「丸漢 Enabler」を起動すると下図のようなダイアログが現れます。ここで、変換したいフォントを選び、”開く”を押してください。
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  34.  3. 変換作業が終了すると、フォントが入っているフォルダに”GX 対応 xxxx”という名前の新しいフォルダが作成され、その中に QuickDraw GX に対応した新しいスーツケースフォントファイルと QuickDraw との互換性をとるための新しい丸漢フォントファイルが作成されます。
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  44.  4. 変換前の古いフォントのスーツケースフォントファイルと丸漢フォントファイルをシステムフォルダから取り出し、新しくできた2つのフォントファイルと入れ替えます。
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  46.  5. 特別メニューから「再起動」を選びます。
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  48. ※ ドラッグ&ドロップを使用する方法 ※
  49.  一つ以上のフォントを一度に変換したい場合には、ドラッグ&ドロップを利用する方法が便利です。
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  51.  1. 変換するポストスクリプトフォントのスーツケースフォントファイルと丸漢フォントファイルをすべて同じフォルダの中に入れてください。
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  53.  2. 変換するすべてのフォントのスーツケースフォントファイルを、shiftキーを押しながらクリックして選びます。
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  55.  3. そのまま「丸漢 Enabler」にドロップします。
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  72. 4. 変換作業が終了すると、フォントが入っているフォルダに”GX 対応 xxxx”という名前の新しいフォルダが変換されたフォントごとに作成されます。(一度に多くのフォントを変換する場合、ハードディスクに十分な空きがないと、変換途中でエラーが発生する場合があります。したがって、あらかじめハードディスクに十分な空きを作っておくことをお勧めいたします。)
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  86. ※ TrueTypeフォントを変換する上での注意点 ※
  87.  ライノタイプ・ヘル株式会社より発売されているライノタイプ・ライブラリー日本語フォントシリーズなどのようにTrueTypeフォント用のフォントスーツケースファイルとビットマップフォント用のフォントスーツケースファイルが別々に分かれている場合、あらかじめ一方のフォントスーツケースファイルを別のフォントスーツケースファイルの上にドロップして一つのファイルにした後で、上記の方法を使って変換してください。
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  98. ※ 変換対象フォント ※
  99.  「丸漢 Enabler」は,アップル標準である以下の3つの'fdef'フォーマットを使用しているビットマップフォントのみを変換対象フォントとしています。したがって、それ以外の'fdef'を使用しているフォント、例えば、漢字Talk6.xに付属していた「外字登録」コントロールパネル書類によって作成されたビットマップフォントは変換することが出来ません。
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  101.  変換対象フォント:'fdef'0,'fdef'3,'fdef'7を使った丸漢フォント
  102.  
  103. ※ Osakaフォント代用機能の禁止について ※
  104.  従来の丸漢フォントでは、フォントがある文字のビットマップデータを持っていない場合、Osakaフォントが代用されて表示されていましたが、「丸漢 Enabler」によって変換されたフォントでは、このOsakaフォント代用機能は働きません。これは、そのフォントが本来持っていない文字に対し、Osakaフォントが誤って表示されてしまうのを防ぐためです。したがって、変換前のフォントでは表示されていた文字が、変換後、ミッシングキャラクタの「ì 」として表示されてしまう場合、それは元々そのフォントがその文字のデータを持っていないことによるものです。その文字を表示する必要がある場合には、変換前のフォントをお使いください。
  105.  
  106. ※※ その他 ※※
  107. ・株式会社フォントワークスジャパンより発売されているフォントを変換する場合、「FW特殊文字」丸漢フォントファイルを取り除いて変換してください。このファイルが入っていると正しく変換されません。
  108.  
  109. ・一部のフォントでは、「丸漢 Enabler」によって変換されることにより、縦書き文字が正しく出力されなくなることがあります。そのような不具合が発生する場合には、変換前のフォントをお使いください。
  110.  
  111. ・上記縦書き文字出力の不具合以外にも、変換するフォントによっては「丸漢 Enabler」によって正しく変換されない場合があります。フォントを変換することによって、何か不具合が発生した場合には、変換前のフォントをお使いください。
  112.  
  113. ・アプリケーションによっては、「丸漢 Enabler」によって変換されたフォントが利用できない場合があります。そのような不具合が発生する場合には、変換前のフォントをお使いください。
  114.  
  115. ・変換を行うためには、ハードディスクに最低でも3.6Mバイトの空き容量が必要です。
  116.  
  117. ・「丸漢 Enabler」によって変換されたフォントは、漢字 Talk7.5.2以上のシステムで動作します。
  118.  
  119.  
  120. 1996年3月1日現在